親子就活のススメ 家族で頑張る。家族で支える。 15 就活用語 解説 【自己分析】 就職活動に臨む学生が、これまでの人生を振り返り、自分はどのような人間なのか、何が得意でどんな仕事に向いているのかを考える 作業。「今までどのような活動に力を入れてきたか」「失敗体験や成功体験からどのようなことを学び、自分にどう影響したか」「人とのどう いう関わりが得意か」「今後どのように成長していきたいか」などを分析する。「自分史」を整理したり、これまでの体験を項目ごとにひたす ら書き出したりするやり方もある。分析してまとめた内容を、志望企業選びのほか、ESの自己PRや長所・短所欄の作成、面接に生かす。 自分1人では見えない部分もあり、友人や親の助言が気づきのきっかけになることも。 【エントリーシート(ES:イーエス)】 企業が独自に作成する採用選考の応募用紙のこと。氏名、住所、経歴、大学、専攻といった基本情報に加え、「自己PR」「学生時代に力 を入れたこと(「通称「ガクチカ」)」「志望動機」の3大テーマに大きなスペースを割くものが多い。各社独自の質問を工夫し、学生の個性や 志望度を測ろうとする。白紙に「あなたを自由に表現してください」という欄を設けたESや自分らしい写真を貼らせる会社も。WEB入力 方式の企業が主流だが、手書きにこだわる企業も少なくない。多くの企業がESによる書類選考で面接に呼ぶ学生を選ぶため、採用選考 の最初の関門といえる。また、書いて終わりではなく、その後の面接ではESをもとに質問される。 1991年にソニーが「学校名不問」を掲げた際に導入したのが始まりとされ、その後急速に広まった。多くの項目、大量の文字数を書か なければならないうえ、数十社に提出するのが当たり前。就活生は大きな負担を強いられている。 【自己PR動画、WEB録画面接】 学生がパソコンやスマートフォンを使って自己PRなどを話す姿を撮影し企業に送信、企業はその動画を見て選考する手法。ESだけではわ からない人柄が伝わるとして、近年、導入する企業が急増している。学生は指示されたWEBシステムにアクセスして、30秒や1分で自己PR をしたり、数問の質問に回答したりする。企業側は低コストで効率的に選考できる。コロナ禍で、1次面接の代わりに使った企業も多い。 【インターンシップ】 学生が在学中に一定期間、企業や官公庁などで就業体験をすること。実際の仕事やグループワークを体験することで、働くイメージを明 確にし、仕事選びのヒントにすることができる。大学が受け入れ企業を紹介し、インターンシップへの参加が授業の単位として認められる ケースも。原則無報酬で数日から10日間ほど実施されるのが主流だが、有給で数カ月間行う欧米流のインターンシップもある。「就活解禁 は大学3年の3月」の就活ルールが続く中、早く学生に接触しようと多くの企業が3年生の夏のインターンシップを実施するようになり、就活 早期化の一因となった。長い間、キャリア教育の一環として採用に直結させることは禁じられてきたが、2025年卒採用からは就活ルールの 変更でインターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用できるように。ただし、5日間以上でその半分以上を職場での就業体験に あてるといった一定の条件を満たす必要がある。実施時期は、夏休み、冬休み、入試・春休みの長期休暇期間。学生情報の採用活動への活 用は就活解禁以降に限られるが、3年の夏インターンシップ以降、早々に事実上の内々定を出す企業も多くなっている。 【学校推薦制度】 主に専門性の高い理系学生の採用で一部大手企業と有力大学の間にある制度。大学が学生の推薦状を出し、学生が企業に提出する。推 薦を得た学生は高い確率で採用されるが、他社を自由に受けることはできない。大学や研究室ごとに数が決まっているケースが多い。企業の 採用意欲が高まると、推薦の比率を高めて確実に採用しようとする企業が増える傾向がある。内定を得た学生が大学に推薦状発行を依頼し て会社に提出する「後付け推薦」もある。企業にとっては内定辞退を防ぐ効果がある。推薦制度に対する言葉は「自由応募制度」。 【OB・OG訪問】 学生が、企業で実際に働いている先輩社員を訪問し、社風や仕事内容、働きやすさなどを聞くこと。大学のゼミやサークル、アルバイトな どのつながりを利用するほかに、キャリアセンターで名簿を公開している大学もある。人事部で紹介してくれる会社も。学生は社会人に貴重 な時間を取ってもらうということを忘れずマナーに気をつけ、企業について事前に調べられることは調べ、聞きたいことを整理しておくことが 大事。ネットなどではわからない情報や本音を聞けるだけでなく、ESを見てもらったり、志望理由、自己PRを聞いてもらったりするチャンス でもある。OBはその大学の卒業生、先輩。OGは女性の卒業生。企業研究に欠かせない活動であり、大学の先輩のツテがなければ、直接の OB・OGでなくてもよいので、志望する会社の社員の話は必ず聞くようにしたい。近年は、オンラインでも行われるようになった。
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