16 就活用語 解説 【会社説明会、WEB説明会】 企業が学生を対象に、会社の概要や採用情報、求める人材などを説明するためのイベント。企業が採用のために個別に開く「会社説明 会」は大学3年生の3月解禁。ほかにも、就職情報会社が多数の企業を集めて開く「合同企業説明会(合説=ごうせつ)」や、大学が企業 を集めて開く「学内セミナー」など様々なタイプがあり、実際には多くが3月以前に開かれている。人気企業の個別説明会はWEBでの事 前予約が数分で満席になってしまうこともあったが、新型コロナ以降はWEB説明会に切り替える企業が増え、ハードルが下がった。説明 会参加をエントリーの必須条件にしている企業もある。 【WEBエントリー(プレエントリーと本エントリー)】 インターネットで企業の採用選考に応募すること。現在は多くの企業がWEBを通してエントリーを受け付けていて、就職情報サイトや 企業の採用ホームページから申し込む。事前登録の「プレエントリー」と、ESを提出して正式に応募する「本エントリー」がある。プレエン トリーは気軽にできるため、1人で数十社、中には100社以上に登録する学生もいる。その企業に興味関心があるという意思表示でもあ る。プレエントリーすると、企業から会社説明会の日程案内や採用に関する情報が届くようになる。 【適性検査】 学生の基礎学力や性格をはかるテストで、リクルート社の「SPI3」などが有名。採用選考の一つとして多くの企業が実施している。主 に基礎能力検査(言語・非言語)と性格検査があり、書店には対策本がずらりと並ぶ。ペーパーテストのほか、自宅などのパソコンで回答 するWEBテスト形式、全国にあるテストセンターに出向いて受ける形式などがあるが、コロナ後はWEBテストが急増した。総合点で一線 を引いたり、特定の科目の点数が極端に低い人を不合格にしたりする企業が多く、ESと適性検査による書類選考を通らないと面接に進 めない。数学など不得意分野がある人は、必ず対策しておく必要がある。新型コロナの影響でグループディスカッションや対面面接がで きない分、評価基準を補おうと適性検査を2種類実施するなど重視する企業が増えた。 【グループディスカッション(GD)】 採用選考の一つとして実施される集団討論。5~8人程度のグループで、与えられたテーマについて討論する。自由討論方式、グルー プワーク方式、ディベート方式などがあり、討論させるだけの場合もあれば、討論後にグループとしての意見や考えを発表させる場合もあ る(このほか、複数の選択肢から優先順位を決める「インバスケット方式」、国内の電柱の数などを問う「フェルミ推定方式」も)。司会、書 記、タイムキーパーなどの役割を決めるケースや、「新商品を考えて」というワーク的な討論も。コミュニケーション能力、リーダーシップ、 論理性、集団の中での振る舞いなど様々な面から評価される。意見を言うだけでなく人の話を聞く力も大事。学生の間では「グルディス」 とも呼ばれる。最近はWEBで実施する企業も。 【WEB(オンライン)面接】 従来から一部企業で実施されていたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で対面面接ができなくなった2020年春、多 くの企業が一斉に導入した。対面による面接と比べて、学生は会社を体感できず、企業も学生の人柄が見極めにくいデメリットがある半 面、学生は移動せずに気軽に受けられ、企業も効率的に面接を行えるメリットがある。とくに地方や留学中の学生も都会の学生と同じ条 件で受けられるようになり、企業にとっては受ける学生が多様化した。ただ、お互いに理解不足のまま内定したケースもあるとみられ、入 社後にミスマッチに気づく例が増えるのではと懸念されている。コロナが収束しても、初期選考はWEB面接で最終面接は対面で行う企 業が多く、「ハイブリッド型」が定着した。 【内定、内定取り消し】 日本経済団体連合会による「採用選考に関する指針」で内定を出すのは「卒業・修了年度の10月1日以降」とされ、政府主導に代わって からも踏襲されている。例年10月1日には多くの企業が内定者を集めて「内定式」を一斉に開く。リーマン・ショックやコロナショックの後 には内定を取り消す企業が続出し社会問題に。内定通知書と誓約書を交わした段階で労働契約が成立するため、内定取り消しは基本的 に解雇と同じで簡単にはできず、会社の都合で安易に内定を取り消してはいけないことになっている。もし内定取り消しを告げられても、 大学のキャリアセンターやハローワークに相談するなど簡単に諦めないことが大事。
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