北九州市立大学 親子就活のススメ

09 親子就活のススメ 家族で頑張る。家族で支える。 過保護 無関心 過干渉 ここまで書いてきたように、就活生を取り巻く環境、就活にかける 労力、期間の長さなど、今の就活は売り手市場であっても相当に過 酷です。しかし、いくらお子さんのことが心配でも、親が就活の表舞 台に出てはいけません。就活は社会人の入口です。子どもの代わり に親が企業に連絡したり、スケジュールが重なって参加できない子 どもの代わりに企業説明会に参加したりしたら、採用担当者がどう 感じるかは明らかです。「自立できていない」「過保護な家庭」という 印象がプラスに働くことはまずありません。親が会社に接触すること は、緊急時を除き基本的にNGです。 「今日はどの会社?面接の準備は?」「○○ちゃん、もう決まったみ たいよ。あなたはまだなの?」「公務員を目指しなさい」「焦らず大学院 に進んだら?」「TOEICとか大事みたい。今から英語の勉強したら?」 「(テレビのCMなどを見て)この会社よさそうじゃない」「大きな会社 がいいぞ」「そんな聞いたことない会社、やめなさい」「営業?大変よ。 向いてないんじゃない?」「そんなことだから落とされるんだ」……。 つい口に出してしまいそうな言葉ですよね。お気持ちはわからなくも ありませんが、ぐっと飲み込みましょう。細かなチェックや露骨な関 心、時代錯誤のアドバイスや無神経な発言に子どもは悩み、傷つきま す。なにより、「価値観の押しつけ」はお子さんの可能性をつぶします。 本人が納得していないのに、親の考え通りに就職したらどうなるで しょう?仕事がしんどいとき踏ん張れるでしょうか。今のお子さん世 代は、私たちのころと比べて親の意向を尊重するといわれますよね。 結果的に、親のひと言が早期離職につながりかねないのです。「就職 先は必ず本人が納得して決める」「親は途中で意見は言っても、最終 的には子どもの決断を尊重する」。ここが最大のポイントです。 精神的な負担が大きく、一部の優秀な学生を除けば一人で乗り 切るには荷が重いのが今の就活です。興味も示さずに「好きにした ら」と突き放すのはやめてください。まずは大いに関心を持ち、今どき の就活を知ってください。サポートに徹し、陰で様子を見ながら、悩 んだり困ったりしているようなら状況を聞いてみましょう。もちろん相 談されたら積極的に助言してあげてください。 話を聞くというより話し相手になって、お子さんの考えを整理する 手伝いをしてみてはどうでしょう。自分からあまり話をしない子には 「いつでも相談にのるからね」「親に話しづらかったら、知人を紹介す るから話を聞いてもらったら」などと提案するのもいいでしょう。 親の就活「3大NG」

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